今回は、セガ往年の名作RPG
初代ファンタシースター
について熱くウザく語っていきます。
セガのRPG作品は色々ありますが、
個人的に、シミュレーションRPGならシャイニングフォース
アクションRPGなら、ランドストーカーが最も好きでした。
そして、王道のテキストタイプRPGで好きなのは、ご存じファンタシースター。
現在はオンラインもあるので、若い人でもタイトルの名前くらいは聞いたことはあるはず。
これまでも様々なシリーズが出ていますが、個人的にはやはり初代のイメージが最も強いです。
(最も好きなのは、Ⅳの千年紀の終わりにですが)
そこで、今回は初代ファンタシースターについて熱くウザく語っていきます。
ファンタシースター制作の経緯
ファンタシースターが作られた経緯は、もちろんあのドラゴンクエストが大ヒットした為。
セガは当時セガマークⅢを発売していたので、ハードメーカーとしてRPGも必要!
という意見から、ファンタシースターの製作がスタートしたと言われています。
当時のRPGと言えば、剣と魔法でドラゴンを倒す中世の世界観の作品が多かったですが、
本作は近未来設定で、宇宙船で惑星間を移動するという内容。
舞台はアルゴル太陽系という星系で、そもそも地球ですらありません。
当時としては、かなり珍しい設定でした。
タイトルも、ファンタジー「FANTASY」にすると中世や西洋っぽいので、
あえてファンタシー「PHANTASY」にしたらしいです。
デザイナーは、忍者プリンセスやアレックスキッドなどでもお馴染み、小玉理恵子氏。
プログラマーは、ソニックでもお馴染み中裕司氏。
これを僅か7~8名で作っていたというのも、今考えるとスゴイですよね。
女性デザイナーという事もあり、ファンタシースターの主人公もアリサという女性。
ある事件を調査していた兄が殺害されてしまい、その原因を調べるところからアリサの冒険がスタートします。
アリサはなんと15歳だそうです、中学生には見えませんよねw
ちなみに、同年同月にファミコンでは、あのファイナルファンタジーが発売されています。
ファンタシースターの世界観
当時のRPGと言えば、中世ヨーロッパのような世界観で、剣と魔法で魔王やドラゴンを倒すのが一般的でした。
しかし、ファンタシースターはそれらとは全く逆で、過去ではなくどちらかというと近未来のような設定です。
そもそも地球ですらありません。
物語の発端は、主人公の住む惑星「パルマ星」で異形のモンスターが現れ始めたことから始まります。
その調査をしていた兄が殺されてしまい、その後をアリサが引き継ぐという流れ。
オリジナルはセガマークⅢ
ファンタシースターの第1作目は、1987年12月20日セガマークⅢで発売されています。
- 4メガの大容量ROM
- メモリーバックアップ搭載
- FM音源対応
と当時としては、かなり豪華な内容。
また、フィールドはドラクエ風のトップビュー視点で、ダンジョンは当時人気だった3Dダンジョンとなっています。
この辺りも、ドラクエなどと差別化を量っていたんでしょう。
しかし、当時は最先端でも、今やると色々やりにくい箇所も多いです。
今やるとさすがにやりにくい箇所も
初代ファンタシースターは、今でも名作として語り継がれていますが、さすがにオリジナル版を今からやるのは中々シンドイです。
セリフはカタカナ表記
今から遊ぶのが大変な最も大きな理由は、カタカナ表記しかない事。
ひらがな、カタカナ、漢字など、文字が多い日本語の表示は厳しかったのでしょう。
当時は全てアルファベットというのも珍しくありませんでしたね。
文字数の多い日本語表記は難しく、カタカナしか入れられなかったのも仕方がありません。
ひらがな、漢字も当たり前となった現代のゲームと比べると、文字が読みにくいのが難点。
3Dダンジョンの難易度が高い
最近の3Dダンジョン系のゲームは、オートマッピングなども普通です。
しかし、この頃の作品は、そんな軟弱なものはありません。
3Dダンジョンも今のようなオートマッピングなどはありませんので、自分で方眼紙にメモしていかなければなりません。
ウィザードリィなどが好きな方は、この方眼紙にマッピングするのも楽しいのでしょうが、
メモをしない私は、当時から3Dダンジョンが苦手でした^^;
レベル上げ・お金稼ぎが大変
昔のRPGは容量も少ない為、ストーリーはそれほど長くはありません。
今のRPGのようにサクサク進めたら、数時間でクリアできるでしょう。
その為、長く遊んでもらうために、レベル上げやお金稼ぎなどで時間を取るようにしています。
また、謎解きなども、かなり難しい場合が多いですね。
昔のRPGのクリアには、攻略本が必須だったのもこの謎解きの難易度が高い為。
レベル上げ、お金稼ぎで何度何度も敵と戦う必要があります。
レベル上げだけで数ヶ月費やした方もきっと多かったはず。
また、敵とのエンカウントも高めにして難易度を上げています。
当時はそれが普通でしたが、今やるとレベル上げがかなり大変。
今から遊ぶならSEGAAGES版
初代ファンタシースターのオリジナル版は、さすがに今となっては誰にでもオススメ!とは言えません。
そもそも、今からセガマークⅢ本体を用意するのも厳しいですよね^^;
初代ファンタシースターを遊ぶなら、今ならswitchでダウンロード販売されているSEGAAGES版がオススメです。
原作の小玉氏自ら監修した「SEGA AGES ファンタシースター」
switchでダウンロード販売されているSEGA AGES版は、今風に遊びやすく改良されています。
その為、当時遊んだ人も、初めての方にもオススメです。
また、原作デザイナーの小玉氏自ら監修しているので、オリジナル版の面白さもしっかり踏襲しています。
前述したとおり、オリジナル版は文字がカタカナしかなく読みにくかったですが、セガエイジス版は文字も読みやすく変更。
また、どこでもセーブ、ダンジョンもオートマッピングなど今風に遊びやすくなっています。
更に、アイテムや武器、魔法の効果なども全てゲーム内で調べることが出来るので、わざわざネットでアイテムの効果などを調べる必要もありません。
そして、レベルもお金も序盤からたくさんもらえるので、サクサクレベルは上がります。
昔のRPGは中々レベルが上がらない為、何度も何度も同じ戦闘を繰り返さなければなりませんでしたが、
SEGAAGES版はガンガン先に進むことができ、ネットなどで攻略情報を見れば数時間でクリアできるでしょう。
サクッとクリアしたい方には、特にオススメです。
お値段もお手頃価格なので、switchを持っている方は、セガエイジス版がオススメです。
興味のある方は、是非一度試してみて下さい。