【ファミコンソフト】ジャレコの燃えろ!シリーズ特集

今回は、ジャレコのスポーツゲーム

燃えろ!シリーズ

について紹介していきます。

様々なスポーツゲームを出していた、ジャレコの燃えろシリーズ。

他では扱っていないような珍しいゲームも多く、意欲的なシリーズでもありました。

初代の「燃えろ!プロ野球」が、当時のジャレコとしてはかなりヒットしたようで、その後も様々な燃えろシリーズが発売されますが・・・・

そこは、やはりジャレコ

どれも微妙なスポーツゲームが多く、素人ながらも

もう少し遊びやすくできないものか・・・・

と思っていましたね~。

当時のスポーツゲームといえばナムコが大人気でしたが、

ナムコの場合は、リアル性よりもゲーム性を重視している印象がありました。

ファミスタなども決してリアルではありませんが、野球ゲームとしては最高に面白い!

そんな印象で、リアルではないけどゲームとして面白い!

それがナムコでしたが、ジャレコ作品の場合はそれとは対照的で、

当時としてはかなりリアルに作られているが、ゲームとしての面白さが少ない

そんな印象を受けます。

個性的と言えば個性的でしたが、当時はあまり評判はよくなかったですね~。

リアルを追及するか、あくまでゲームとしての面白さを追求するか・・・・意見は分かれるところですが、個人的には後者のゲームが好みでした。

好みの分かれるジャレコのスポーツゲーム「燃えろ!」シリーズ!

興味のある方は、是非見ていってください。

ジャレコの燃えろ!スポーツゲームシリーズ

 

燃えろ!!プロ野球

1987/6/26

5500円

記念すべき「燃えろ!」シリーズ第1作目。

恐らく、本シリーズで最も有名な作品でしょう。

開発はスクエニやバンダイナムコなど、様々なゲーム開発にも携わっているトーセ。

当時はファミスタ的な野球ゲームが一般的でしたが、本作は野球中継のようなリアルな視点で注目を浴びました。

また、ファミコンの野球ゲームで、初めてセ・リーグとパ・リーグの全球団が収録されたソフトでもあります。

合成音声の導入など新しい要素も多く、実はスゴイゲームだったんです。

その後も売れに売れて、なんと売上本数が150万本以上。

ジャレコ作品としては、異例の大ヒットとなりました。

しかし、なぜ今となってはネタゲーム扱いされるかというと、それはあの有名なバグ技「バントホームラン」。

これにより一気にネタゲームとなり、今ではクソゲー扱いされることもしばしば。

しかし、一時期はファミスタを凌駕するほどの人気で、当時は友達の家でよく遊んだものです。

個人的には、バカゲーではあっても決してクソゲーとは思っていません。

アメトークの「ファミコン大好き芸人」の回でスリムクラブの前田氏が言っていましたが、

以前、前田氏が燃えろプロ野球の開発者に聞いてみたところ、あのバントホームランは完全なバグだそうです。

その為、ジャレコからエライ怒られたとのこと^^;

燃えろ!!プロテニス

1988/4/15

5500円

燃えろ!スポーツシリーズ第二弾は、テニスゲーム。

選手はそれぞれ能力の異なる男女8人から選択可能。

リアルな動きや緊張感もあり、当時のテニスゲームとしては中々評価が高いようです。

サーブ時の視点から、ラリーの時の視点など色々切り替わるのも面白い設定。

しかし、やはりリアルさにこだわっているせいか、慣れるまでは難しいです。

動きも硬く、ナムコのファミリーテニスなど比べると操作性も微妙。

また、視点が色々切り替わるのも、ちょっと落ち着きがなくやりにくいです。

リアルさを追求して、ゲームとして面白くなければ本末転倒のような気がするんですよね~。

燃えろ!!プロ野球’88決定版

1988/8/10

5800円

タイトル通り88年に発売された、燃えろプロ野球シリーズ2作目。

前作が100万本を超える大ヒットとなれば、そりゃ続編を作りますよね。

今回はシステムが大幅に見直され、選手の好調、不調なども導入されています。

もちろん、バントホームランなどはありません。

また、右打者と左打者で視点が変るなど、他には無い面白い設定も追加。

特徴ある選手のフォームなども再現されているので、野球ファンには嬉しい内容。

しかし、慣れるまでは難易度は高く、バッティングはただ振っているだけでは全く当たりませんし守備も難しいです。

野球ゲームとしては、爽快感も楽しさも無く、ハッキリ言って面白くない!というのが個人的印象。

スポーツゲームは、説明書を見なくても操作できるシンプルで遊びやすい方が好みでした。

しかし、ネット上の評価は決して悪くはありません。

ハマって遊んだ!という方も多く、野球好きか、そうでないかで意見が分かれるようです。

燃えろ!!ジュニアバスケット ツーオンツー

1988/11/22

5500円

燃えろ!スポーツシリーズ第三弾は、ストリートバスケットボール。

1on1か、2on2のどちらかで、ハーフコートで戦います。

シンプルなバスケットボールゲームで、燃えろシリーズの中ではかなり遊びやすい方でしょう。

説明書を見なくても、誰でもすぐに楽しめるはず。

シュートとパスとボタンもシンプルですし、ダンクやゴール下の攻防などはアップになるのも面白い演出。

個人的にバスケットボールにはまるで興味が無かったのでハマりませんでしたが、バスケ好きの方は楽しめたのかも。

燃えろ!!プロサッカー

1988/12/23

5800円

燃えろスポーツシリーズ第4弾は、サッカーゲーム。

当時としては珍しい斜め視点で、各国代表を選んで戦うワールドカップ的な内容。

まだJリーグ設立前というのが時代を感じますね。

ゴールを決めたときの選手のアップなど、演出面などにも力が入っています。

但し、フォーメーションの変更が出来ないなど、サッカーファンからは微妙らしいです。

また、選手に名前が無いのも寂しいですね。

当時のサッカーゲームとしては無難な仕様ですが、サッカー好きからは不評だったようです。

新・燃えろ!!プロ野球

1989/7/27

6300円

燃えろプロ野球シリーズ第3弾。

これまでとはガラっと変えて、左右の内野席からの見下ろし視点となっています。

特徴のある選手のフォームや合成音声など、本作もリアルさを追求する内容となっています。

前作までは、ピッチャーの斜め後ろからバッターボックスを見る野球中継視点でしたが、

今作は、球場での観戦スタイルとなっています。

他の野球ゲームにはない珍しい設定ではありますが、その分、やりにくい印象も受けます。

この斜め視点が非常に評判が悪く、一部ではクソゲー扱いも。。。

他の野球ゲームと差別化を図るのは分かりますが、それで遊びにくくなっては本末転倒。

シリーズごとに色々視点変えているので、当時のジャレコもだいぶ迷走していたようですね。

燃えろ!!柔道WARRIORS

1990/6/29

5600円

燃えろスポーツシリーズ第五弾は、柔道を題材としたゲーム。

ジャレコの柔道ゲームとしては、ディスクのビックチャレンジ柔道選手権に次ぐ2作目。

きっと当時のジャレコには、柔道部出身の ウザい 熱い上司がいたのでしょう。

本作は、海外を飛び回り世界中の猛者と戦いステータスを上げていきます。

また、新たな必殺技を覚えるなど、キャラをじっくり育てていく内容。

一応二人対戦も出来ますが、1人でじっくり進めて行く印象です。

これはこれで中々面白い設定です。

柔道ゲームは非常に珍しく他では中々お目にかかれない為、希少価値も高いですね。

燃えプロ!’90感動編

1990/7/27

6500円

燃えろプロ野球シリーズの第4作目。

前作の視点がかなり評判が悪かったのか、以前までの視点に戻っています。

しかし、今度はペナントモードが廃止となっています。

その代わり、試合終了後にプレーを評価する独自システムが追加。

また、CPUも人間らしい行動を行うようになっています。

賛否は分かれるようですが好きな人も多く、やり応えもあります。

燃えプロ!最強編

1991/11/22

6700円

燃えプロシリーズ第5弾で、ファミコンではシリーズ最後の作品。

今回は、選手名も実名となりペナントレースも復活。

ファインプレーやエラー、得点が入った時などの演出が追加されています。

守備レーダーのおかげで守備もやりやすく、ようやく野球ゲームとしても楽しくなりました。

また、ファミコン後期という事もありグラフィックも向上。

過去作の集大成ともいえる、意外と評価の高い作品。

これまで色々試行錯誤し、ようやく原点のスタイルに戻った印象。

もっと早くこれを出していれば、燃えプロシリーズの評価も上がっていたのでしょうが。。。

しかし、時代はすでにスーファミに移行していたので、今更ファミコンソフトを買う人は少なかったでしょう。