今回は、クソゲーメーカーとしても有名な
バップ
のファミコンソフトについてお伝えしていきます。
どんなに人気ソフトを出しているメーカーも、たまには評価の低い作品を出してしまうものです。
ナムコなら、タッグチームプロレス、マインドシーカー
タイトーの、未来神話ジャーヴァス
コナミなら、リサの妖精伝説
ハドソンなら、バグってハニー、ボンバーキングなどなど。
さすがにどんな優良メーカーも、百発百中とは行きません。
しかし、このバップというメーカー、
出すソフトのほとんどがクソゲーというから、ある意味凄いですよね^^;
といってもバップは音楽ソフトメーカーなので、自社でゲームを開発しているわけではありません。
ソフトメーカーに発注して制作しているのですが、それにしても
「まだ開発途中では?」
「これのどこが面白いの?」
と思ってしまうくらい酷い作品が多く、デバックなどは一切していなかったのでしょう。
こんなの持ってきたら、ソフトメーカーに
「もう一度最初から作り直せ!」
って激怒してもおかしくありませんよね^^;
ファミコンの後も、ゲームボーイ、スーファミ、プレステと色々ゲームソフトを発売していますが、どれもパッとしませんでした。
さすがに今となってはゲームソフトは販売していないようですが。。。
まぁ、ハッキリ言うと、ゲーム業界に参入するべきではなかったメーカーですね。
個人的にこのメーカーには恨みも多く、今回はちょっと辛口になりますが、ご容赦願います。
ファミコンソフト バップゲーム特集
元祖西遊記スーパーモンキー大冒険
1986/11/21 4900円
クソゲー度 ★★★★★
ファミコンのクソゲーは?と聞かれると
たけしの挑戦状と並んで必ず上位に入ってくる、ファミコンを代表するクソゲー。
たけしの挑戦状は、謎解きが難解という意味でクソゲーとして扱われていますが、
本作スーパーモンキー大冒険は、まだ製作途中では?
っと思ってしまうくらい、システムが中途半端で、本当の意味でクソゲー。
無駄に広いマップ、どこに行って何をすればいいかもわからず、戦闘も分かりにくいです。
また、旅には水と食料が必要という無駄にリアルな設定で、歩いてて急に「死んじゃった!」というメッセージに愕然とした人も多かったでしょう。
当時、必至に貯めた自分のお小遣いで、不運にも本作を買ってしまった子供のことを思うと、不憫でなりません。
バップのクソゲーは、全てはココから始まっています。
キック・チャレンジャー エアフット 野菜の国の足戦士
1987/11/20 3300円
クソゲー度 ★★☆☆☆
シューズを履いた主人公のトマトを操作してステージを進んでいく、ディスクシステムで発売されたアクションゲーム。
キックで敵を倒したり、岩を壊してアイテムを入手して進んでいく内容。
バップにしては珍しく滑らかなアクションゲームです。
しかし、だからと言って特に面白味は無く、今となっては無理にやる必要もないでしょう。
スーパーリアルベースボール
1988/7/30 5500円
クソゲー度 ★★★★☆
当時、巨人の人気外国人選手、ウォーレン・クロマティ氏がイメージキャラクターとして使われていた野球ゲーム。
当時の野球ゲームとしては珍しく、全選手実名で登場します。
無駄にリアルさを追求したせいか、操作が難解で非常に複雑。
また、ボールとの距離感も掴めず、中々捕球できないのもきついですね。
ボタンを押さないと捕球してくれないなど、ファミスタ感覚でやるとエライ目にあります。
これをやると、説明書を見なくても直ぐに遊べる任天堂やナムコのスポーツゲームって、凄いですよね。
スーパーダイナミックスバトミントン
1988/8/26 4900円
クソゲー度 ★★★☆☆
非常に珍しいバトミントンのゲーム。
男子と女子が選択でき、男子の方がシャトルが速く難しくなっています。
一応、スマッシュやドロップなどもできます。
そこまでクソゲーというほどではありませんが、相変わらず操作が分かりにくく、上手くラケットを振ってくれません。
バトミントンのゲームは他にはありませんので、これでもう少し分かりやすい操作性だったら、名作スポーツゲームとして語り継がれていたかもしれませんね。
道(TAO)
1989/12/1 5500円
クソゲー度 ★★★★★
スーパーモンキー大冒険に次ぐ、バップのクソゲーRPG第二弾。
独自のシステムを採用しているため非常に分かりにくく、戦闘もボタン連打というぶっ飛んだ設定。
とにかくこのメーカーのソフトは、出すゲーム全てが分かりにくいというのが難点。
百歩譲って、これがファミコン初期ならまだ許せましたが、時代は既に80年代後半。
この年は、任天堂からは、MOTHER
カプコンからは、スウィートホーム
スクウェアからは、スクウェアのトム・ソーヤ
などの名作が発売されています。
翌年にはドラクエⅣや、次世代機となるスーパーファミコンが発売されるという年に、いまだこのクオリティはあり得ませんよね。
マックスウォリアー 惑星戒厳令
1991/2/15 5800円
クソゲー度 ★★☆☆☆
ファミコンシューティングでは珍しい、クォータービューのアクションシューティング。
通常ショットとボムで敵を殲滅していき、ボス戦などもしっかり用意されています。
操作性は相変わらず良くはありませんが、それでもバップのゲームとしては、まだマシな方。
これがファミコン中期くらいに発売されていたら、それなりに遊べるゲームだったでしょうが、
しかし、すでにスーファミが発売されている時代で、この一世代前のクオリティでは、見向きもされませんよね。
ベースボールファイター
1991/7/5 7800円
クソゲー度 ★★★★☆
野球のクソゲーとしてもお馴染みだった、スーパーリアルベースボール続編。
今回も選手は実名で登場しますが、前作同様複雑な操作性で、相変わらず評価は悪いです。
捕球などはボタンを押さなくてはならず、ファミスタなどの他の野球ゲームと比べると非常にやりにくい内容。
なぜ前作で評判が悪かった操作性を改善せず、同じようなシステムにするのか理解に苦しみます。
セーブ機能などもあり、それなりにオリジナリティを追求しようとしたのでしょうが、
それよりもまずは普通に野球ゲームとして楽しめるように作ってほしいですね。
ドキ!ドキ!遊園地
1991/8/9 5800円
クソゲー度 ★☆☆☆☆
遊園地を舞台に戦うアクションゲーム。
ダメージを受けると色が変わり、それによって攻撃方法が変わるという、ちょっと珍しい設定。
ジェットコースターに乗ったりなど、バップにしてはそれなりに楽しめる内容。
アクションゲームとしてはそれなりに楽しい作品ですが、これをもう少し早く出していれば、バップの評価ももう少し上がっていたかもしれませんね。
ファミコンのバップ作品で、唯一まともに遊べるゲーム。
しかし、家庭用ゲーム機の時代は既にファミコンからスーファミへと移っていますので、今更感はありましたね。
ちいさなおばけアッチコッチソッチ
1992/12/4 6800円
クソゲー度 ★★☆☆☆
ポプラ社の人気絵本、おばけシリーズを題材としたアクションパズルゲーム。
アイテムが表示されたブロックを、ただロープで囲むというシンプルな内容。
仲間が増えるとロープも伸びていきます。
幼児でも遊べる分かりやすい内容ですが、大人がやるとどこが面白いのかはさっぱり分からないです。
当時の携帯ゲームならまだ分かりますが、90年代の家庭用ゲームとしてはクオリティが低すぎますね。