セガと言えば、これまで数々の画期的な名作ゲームを開発してきたメーカーですよね。
特に、ハングオンから始まった体感ゲームは、当時度肝を抜かれた人も多かったはず。
そんな数々の名作を生み出してきたセガですが、当然全部が全部大ヒットというわけではありません。
中にはヒッソリと消えて行ったゲームも多々あります。
そういったゲームは、ほとんどがちょっと微妙なゲームでしたが、
中には「けっこう面白いのに!」という惜しいゲームもありました。
(まぁ個人の好みにもよりますが)
今回は、そんなセガの
忘れられたアーケードゲームの逸品
について紹介していきます。
知名度は低く、かなりマイナーな作品ですが、一部ではファンもおり復刻を望む声もあります。
セガの忘れられたレトロアーケードゲームに興味のある方は、是非見ていってください。
セガの忘れられたアーケードゲーム
Tip Top
1983年
いたずらゴリラに仕返しをする為、ステージを進んでいく固定画面のアクションゲーム。
コングとヒゲオヤジで、どことなくドンキーコングに似てる!っと思った人も多いでしょう。
それもそのはず、本作を開発したのはドンキーコングと同じ、池上通信機。
本作はドンキーコングの正統後継作として作られていましたが、
しかし、任天堂とドンキーコングの権利を巡って争う事に。
その後、当時、任天堂のライバルだったセガから発売されることになりました。
日本での知名度はあまり高くはありませんが、海外ではそれなりにヒットしたそうです。
SG-1000ではコンゴボンゴというタイトルで移植されましたが、中身はほぼ別ゲームでしたね。
長らく家庭用には移植されませんでしたが、
SEGA AGES 2500シリーズ Vol.23 セガメモリアルセレクション
でようやく移植。
今となっては忘れてしまった人の方が、多いかもしれませんね。
ミスターバイキング
1984年
バイキングの少年を操作し、魔王城を目指すアクションシューティングゲーム。
通常は弓矢で攻撃していきますが、両手にそれぞれ武器を持つことができます。
貫通力のあるナイフや高威力の爆弾など、状況に応じて使い分けるのが重要。
普段はスクロールでどんどん進んでいきますが、砦などは敵を倒すまでスクロールは止まります。
また、途中で空飛ぶガレー船に乗込むことも可能です。
可愛らしい見た目でポップな音楽、コミカルな演出で面白そうな雰囲気があるのですが、
残念ながら家庭用ゲーム機に移植されず。
人々の記憶からも、すっかり忘れられてしまっていそうですね。
ロボレス
1986年
銀河特設リングでロボット同士が戦う未来のプロレス。
赤いランプが3個点滅すると、派手は大技を繰り出します。
リングにヒビが入る演出も、キン肉マンっぽくて面白いですね。
しかし、操作方法はかなり癖が強く、パンチやキックも条件を満たさないと出ません。
なので、最初はボタンが壊れたのか?っと思うくらい技が全く出ません。
技が出る条件も分かりづらく、かなり人を選ぶ作品でしょう。
当時遊んでいた人の話によると、ゲーセンでもけっこう人気があったそうです。
一部ではファンも多かったようですが、知名度はあまり高くはないでしょう、
昔のPCやMSXなどには移植されたそうですが、一般的な家庭用ゲーム機には移植されず。
人気があるなら、マークⅢあたりに移植されてもおかしくはありませんからね。
遊んだことがある人はもちろん、今となっては覚えている人も少ないでしょう。
2001年の未来という設定ですが、今となってはもう過去なのが時代を感じますね。
エンデューロレーサー
1986年
こちらも当時人気だったオフロードバイクの体感レースゲーム。
バイク型の大型筐体で、ハンドルを引っ張ることでウィリーや大ジャンプなどが可能。
当時の筐体には、DXタイプとシットダウンタイプがあり、
DXタイプはハンドルが重いなど、実車のようにリアルな設計となっています。
後にセガマークⅢにも移植されていますが、クォータービュー視点となり、ほぼ別ゲームとなりました。
アーケード版の移植を望む声も多いですが、本作の特徴は、
やはりハンドルを引っ張って操作する、体感ゲームでこそ面白さを味わえる仕様。
移植されても、普通のバイクレースゲームになりそうですよね。
家庭用ゲーム機では本作の醍醐味は味わえず、恐らくそれもあって移植はされないのでしょう。
アクションファイター
1986年
バイクや戦闘機など複数の乗り物で進んでいく、個性的なアクションシューティング。
悪の組織を破壊する為に、16の関門を突破し敵のコントロールタワーに向かうという設定。
スピードの調整や燃料などもあるので、レースっぽい要素もあります。
コース分岐によって乗り物が変化するのも面白いです。
当時としても中々面白い設定だとは思うのですが、残念ながらあまり話題に上がってきませんね。
後にセガマークⅢに移植されますが、乗り物が減っているのが残念。
長らくアーケード完全版は移植されませんでしたが、アストロシティミニVで久々に復刻しました。
バレット
1987年
2本のレバーという、ちょっと変ったコンパネで操作するアクションシューティングゲーム。
左のレバーで自機の移動、右のレバーで攻撃の方向を変えることが出来ます。
周囲から大量に沸いてくる敵を、銃でガンガン倒していく爽快なゲーム。
光る丸い地点の乗ると、銃がパワーアップしていきます。
特に2人で遊ぶと盛り上がりそうですね。
個人的には見たことも聞いたこともないタイトルで、パッと見は面白そうな雰囲気にも見えます。
しかし、家庭用ゲームに移植されていないところを見ると、当時の人気はイマイチだったんでしょうね。
コンパネが特殊だと、お店側も導入しにくいというのはあったと思いますが。
いずれにせよ今となっては覚えている人も、かなり少ない作品でしょう。
スクランブルスピリッツ
1988年
こちらもセガにとってはかなり知名度が低い、マイナーシューティングゲーム。
核戦争後を舞台とした世界で戦っていくという設定。
フォーメーションを変えながら対空、対地攻撃で敵を殲滅していきます。
オーソドックスな縦シューティングですが、敵空母に降りて戦うなど面白い仕様もあります。
シューティングゲームとして決して悪くはなさそうですが、かといって大きな特徴もないのも残念。
この頃は似たようなシューティングゲームがたくさんありましたので、覚えている人も少ないでしょうね。
海外版のマスターシステムには移植されたようですが、残念ながら国内では発売されず。
こちらも長らく移植されませんでしたが、アストロシティミニで久々に復刻。
個人的にも、そこで初めて本作の存在を知りました。
ブロクシード
1989年
見た目通り、テトリスの亜流作品。
基本ルールはテトリスと同じですが、一定時間過ぎるとブロックが1段せり上がります。
たまに落ちてくる文字が描かれたパワーブロックの列を消すことで、
その記号に応じた様々な効果を発動することが出来ます。
Fは、フリッキーが現れて穴を埋めたり
Bは、爆弾が落ちてくるなど、その効果は色々。
私の田舎では、本作は見たことも聞いたこともありませんでした。
当時はテトリスの大ブームでしたから、本作も見かけたら絶対遊んでいたと思うのですが。。。
これはこれで面白そうな内容とは思うのですが、大人の事情かどうなのか
あまり注目されることもなく、家庭用に移植されることもなくひっそりと消えて行きました。
後に、PS2のテトリスコレクションで、ようやく復刻。
レーシングヒーロー
1990年
セガお得意のバイク型筐体のレースゲーム。
アウトラン的なステージ分岐型のレースで、オーストラリアからスタートし、
最終的にA~Dの4ヵ国のゴールを目指す内容。
アクセル、ブレーキ、シフトのオーソドックスなバイクレースゲームで、
前半はバイク以外にも車やトラックなども走る一般道を走行。
後半からは、バイクのみのサーキットを走ります。
セガのバイクレースゲームと言えば、ハングオンやスーパーハングオンなど大ヒット作が多いですが、
本作は、そこまでヒットしなかったのか、知名度はあまり高くはない方でしょう。
本作も移植はされていないので今となっては知っている人も少ないでしょうね
エアーレスキュー
1992年
戦場に取り残された仲間を救出する、疑似3Dのシューティングゲーム。
ヘリのパイロットとなり、戦場に残された仲間を救出し自軍へと運ぶ内容。
取り残されたと言っても、普通に歩いて変えれそうな距離なんですけどね!
当時はツイン筐体もあり、2人同時プレイも可能だったそうです。
私の田舎でも、見たことがあるような無いような。
行きつけのゲーセンではなく、イトーヨーカードーとかのゲームコーナーにあったようなないような・・・・
あまり覚えていませんが、助けたときの兵士の顏は何となく見覚えがあるんですよね。
本作も、今となっては覚えている人はかなり少ないタイトルでしょう。
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