SG-1000版とファミコン版ゲームの違い その2

今回は、セガ最初のゲーム機SG-1000とファミコン版ゲームの違いについて紹介していきます。

同時期に発売したゲーム機ですが、その性能や人気には大きな差がありましたね。

SG-1000も当時としては決して悪くはないのですが、やはりファミコンが凄すぎた印象があります。

SG-1000版とファミコン版の違いが気になる方は、是非見ていってください。

SG-1000版とファミコン版ゲームの違い その2

 

麻雀

SG-1000版

1983年

セガ  4300円

オーソドックスな二人打ちの麻雀ゲーム。

東風戦で対戦していきます。

当時としてはよく出来ていましたが、実は符の計算が間違っていることもあるそうです。

ドラは現物牌となっているので注意。

ファミコン版

1983/8/27

任天堂  3800円

同時期にファミコンでも麻雀が発売されています。

お父さんがよく遊んでいた、と言う家庭も多かったでしょう。

ゴルフ、麻雀は、お父さんが特に好きなゲームでしたね。

売上本数は200万本以上と、ファミコン全ソフトの中でも売上本数第8位の記録持ちます。

倉庫番

SG-1000版

1985年

セガ  4300円

シンキングラビット開発のパズルゲーム。

所定の位置にブロックを置く、シンプルなルール。

元々はPCで大ヒットしたゲームで、後に様々なゲーム機に移植されています。

ファミコン版  涙の倉庫番スペシャル

1986/7/30

アスキー  2980円

ファミコン版はディスクシステム用ソフトとして発売。

全150面という大ボリュームで、やり応えもあります。

チャンピオンシップロードランナー

SG-1000版

1985年

セガ  4300円

ブロードバンド社の大ヒットPC用ゲーム、ロードランナーの高難易度版。

前作に引き続き、今作もステージを作成できるエディットモードが搭載されており、長く楽しめるゲームでした。

ファミコン版

1985/4/17

ハドソン  4900円

ファミコンユーザー向けに、ちょっと可愛らしくなったファミコン版。

とはいっても中身は高難易度で、子供にはかなり難しい内容。

当時は1面しかクリアできませんでした。

オリジナル版に忠実なSG-1000版と、可愛らしいキャラになったファミコン版、どちらが良いかは好みが分かれるところですね。

ボンジャック

SG-1000版

1985年

セガ  4300円

同名アーケードゲームの移殖。

画面内の爆弾を全部取るとクリアというシンプルなルール。

単色表示しかできなくスクロールも苦手というのが、SG-1000の弱点でしたね。

ファミコン版  マイティボンジャック

1986/4/24

テクモ  4980円

ファミコン版は、ピラミッド内を探索するアレンジ移植となっております。

ステージは長く険しい為、当時は本作を全クリできた人は、そう多くはいないでしょう。

ザ・キャッスル

SG-1000版

1986年

セガ  5000円

第2回アスキーソフトウェアコンテストのグランプリ作品。

各色の鍵を取って、その扉を開けながら進むアクションパズルゲーム。

PC版よりは解像度は低いですが、ゲーム性は上手く再現されています

見た目は可愛いですが、その難易度はかなり高め。

ファミコン版 キャッスルエクセレント

1986/11/27

アスキー  4900円

ファミコン版は、キャッスルエクセレントと言うタイトルで移殖。

全部で100部屋があり、こちらも適当に進んでいたら手詰まりとなってしまいます。

子供には難しい内容でしたが、逆にちょっと大人の世代にはやり応えがあり、評価も高かったですね。

ワンダーボーイ

SG-1000版

1986年

セガ  4300円

アーケードで人気だった横スクロールアクションゲームの移殖。

さすがにスクロールが苦手なSG-1000での表現はかなり厳しく、アーケード版とはほぼ別物に。

但し、SG-1000の他のアクションゲームと比べると、これでもまだマシな方。

この頃は既にセガ内でも、SG-1000の限界を感じていたでしょうね。

ファミコン版 高橋名人の冒険島

1986/9/12

ハドソン  4900円

ファミコン版は、当時チビッ子たちの間で絶大な人気を誇っていた高橋名人を主人公としたアレンジ移植作品となっています。

このアレンジが見事に当たり、100万本を超える大ヒットに。

ファミコン世代は、きっと一度は遊んだことがあるはず。

むしろ、こちらがオリジナルと思っていた子も多かったですね。

難易度が超高いことでも有名で、当時本作をクリアしたことある人は相当少ないでしょう。

ザ・ブラックオニキス

SG-1000版

1987年3月

セガ  4300円

日本RPG黎明期を代表する3DダンジョンRPGで、SG-1000で発売された唯一のRPG。

元はBPSからPC用ゲームとして発売されましたが、後に各家庭用ゲーム機にも移植されています。

国産RPG第一弾のゲームで、当時のPCユーザーからも高評価でした。

ファミコン版 スーパーブラックオニキス

1988/7/14

BPS  5900円

あまり知られていないかもしれませんが、ファミコン後期にもスーパーブラックオニキスとして発売されています。

ファミコン版は魔法の概念が追加され、4つの職業から選択可能。

原作とは見た目や世界観は変更されていますが、広大なダンジョンでブラックオニキスを手に入れるという事は同じ。

3DダンジョンRPGは、好きな人は自分でマッピングしてその広大なダンジョン探索を楽しむのでしょうが、個人的には、すぐに道に迷って迷子になってしまいわたしは苦手なジャンルでした。