今回は、1986年に稼働開始した
レトロアーケードゲームその2
について紹介していきます。
その1を紹介してから、半年も経つんですね~。
フォロワーさんに言われるまで、すっかり忘れていましたm(__)m
1986年くらいからアーケードゲームの人気は更に加速。
この辺りからゲーセンに、よく通うようになった人も多そうですね。
今回は1986年の初期から中期あたりに稼働開始した、懐かしいレトロアーケードゲームについて紹介していきます。
有名タイトルからマイナー作品まで、レトロアーケードゲーム好きの方は
是非見ていってください。
レトロアーケードゲーム1986年その2
テーカンワールドカップ
1986年1月
テーカン
テーカン(後のテクモ)から発売されたサッカーゲーム。
レバーではなく、トラックボールと1ボタンで操作します。
専用の対戦筐体で遊ぶ仕様で、当時から大人気だったそうですね。
従来のサッカーゲームと比べると展開も早く、またトラックボール操作も快適。
ボタンを押す長さでボールの高さが変わり、シュートやセンタリング、ヘディングなどもボタン一つというのも遊びやすい設定。
CPU対戦も人気でしたが、やはり2P対戦が盛り上がります。
熱中しすぎて、トラックボールと筐体の隙間に手の皮を挟んでケガする人も多かったとか。
80年代後半を代表するサッカーゲームで、各ゲーセンに長期間設置されていたそうです。
この頃のサッカーゲームとしては、かなり完成度が高い作品。
人気が出るのもよく分かります。
ゲットスター
1986年3月
東亜プラン
東亜プランが開発しタイトーから発売された、横スクロールのアクションゲーム。
東亜プランの4作目となるゲームで、様々な惑星を舞台にロボットが戦っていきます。
雑魚敵を倒しながら進み、ステージ最後のボスを倒すというオーソドックスな設定。
パンチとキックで進みステージ最後にはボスと戦うところから、当時はロボット版スパルタンXと揶揄されていたとか。
一般的にはマイナーな作品ですが、
実はゲーム業界のクリエイターの間ではファンが多い、知る人ぞ知るゲーム(らしいです)。
あの古代祐三氏もゲットスターのファンとか。
また、エスプレイドなどの井上淳哉氏も、ゲットスターがモノづくりの基本になったと答えるなど、ゲーム業界にはファンが多いようです。
ちなみに、海外版のタイトルは「GUARDIAN」で、国内版よりも初期ライフが半分と、かなり難易度が高いそうですね。
長らく家庭用には移植されませんでしたが、
究極タイガーヘリCS+ゲットスターDLC
で初移植となりました。
興味のある方は、是非こちらで試してみて下さい。
カルテット
1986年4月
セガ
最大4人で遊べる、セガのアクションゲーム。
シンプルなアクションシューティングで、時間内にボスを倒しカギを入手し扉に入り次のステージに向かうオーソドックスな内容。
本作で特に有名なのが、そのゲーム音楽。
カルテットというタイトル通り、やはりその音楽の評価が非常に高いです。
ゲーム内容よりも、音楽の方が印象に残っているという方も多いでしょう。
最大4人同時プレイが特徴のゲームでしたが、4人で遊ぶには専用のアップライト筐体が必要。
当時の主流はテーブル型筐体だったので、テーブル筐体で遊ぶ2人用の「カルテット2」の方が有名かもしれませんね。
セガマークⅢでは、ダブルターゲットとして移植。
最近ではアストロシティミニで、カルテット2のアーケード版が復刻しています。
トイポップ
1986年4月
ナムコ
ハートを入手し扉を開けて次のステージに進む、固定画面のアクションゲーム。
操り人形が悪い魔法使いに立ち向かうという、おとぎ話のようなメルヘンな内容。
人形は攻撃も可能ですが、通常ショットでは序盤の兵隊しか倒せません。
敵それぞれの弱点アイテムでしか倒せないので、簡単そうに見えて後半は中々難しいです。
車はタイヤ、戦車は爆弾など特定のアイテムでしか倒せない敵がほとんど。
各ステージに隠された7のアイテムを3つ揃えると無敵になります。
この無敵になるタイミングも、攻略の上では非常に重要。
ファミコンなどには移植されませんでしたが、プレステのナムコミュージアム Vol.1に移植。
また、最近ではアケアカでも復刻しています。
ワンダーボーイ
1986年4月
エスケープ
エスケープが開発し、セガから発売された人気アクションゲーム。
エスケープとは元テーカンのスタッフが独立して立ち上げた会社で、翌年には社名をウエストンに変更。
1レバーと2ボタンで操作するオーソドックスなシステムですが、陸や海、洞窟などステージも色々あり飽きずに楽しめます。
序盤こそは簡単ですが、中盤あたりから鬼畜な難易度となり初見殺しのトラップも多数。
本作を1コインクリア出来た人は、相当少ないでしょう。
その人気の高さから、ファミコンやマークⅢなど様々なゲームに移植されています。
ファミコン世代には、本作のアレンジ移植「高橋名人の冒険島」の方が馴染み深いかもしれませんね。
最近ではアストロシティミニで復刻し、switchやPS4でも
ワンダーボーイ アルティメット コレクション
として復刻しています。
ワンダーボーイシリーズが好きな方には、こちらもオススメです。
闘いの挽歌
1986年4月
カプコン
こちらも比較的有名な、カプコンのアクションゲーム。
見た目は北斗の拳のような世紀末感漂う雰囲気ですが、拳ではなく剣と盾で戦います。
この盾の使い方が非常に重要で、ゴリ押しだけでは進めません。
本作も高難易度ゲームとして有名な作品。
1周クリアはできても、2周目を安定してクリアできる人は少なかったと書籍には書かれていますが、
いやいや、1周クリアも難しいです!っとツッコみたくなりました。
当時のカプコンは難易度が高いゲームが多かったですよね。
後にファミコンにも移植されているので、名前くらいは聞いたことがある方も多いはず。
こちらも現在は
カプコンアーケードスタジアム
でも復刻しています。
カプコンアーケードスタジアムはセットで買った方がお得ですが、ゲーム単体でも購入可能。
アルゴスの戦士
1986年5月
テクモ
こちらもわりと有名な、テクモの横スクロールアクションゲーム。
ディスカーマーと呼ばれる、デカいヨーヨーで敵を倒していきます。
この武器を見ると男塾の独眼鉄を思い出す人は、きっと私だけではないはず。
剣などで戦うゲームは他にも色々あるので、恐らく他社と差別化を図る為にも、ちょっと特殊な武器にしたんだろうな~
っと個人的に勝手に思っています。
獣王ライガーを討伐する内容で、海外版のタイトルは、そのままRygar。
元ジュニアのカリスマ、某覆面レスラーではありません。
こちらも当時から人気だったゲームで、ファミコンやセガマークⅢなどにも移植されています。
しかし、ファミコン版はアクションRPGなので、アーケード版とはほぼ別ゲーム。
アーケードファンからは不評だったようですが、ファミコン世代からは好評でした。
この頃は、横スクロールのアクションゲームが多かったですね。
エンパイアシティ1931
1986年6月
セイブ開発
セイブ開発が作りタイトーから発売された、一人称シューティングゲーム。
ガンシューティングと紹介されることもありますが、実際はガンコンではなくレバーで操作します。
画面を移動させて早く敵を撃たないと、こちらが先に撃たれます。
一応防御も可能ですが、使うごとに画面下のゲージが減り、0になるとミス。
敵を見つけるスピードも、かなり重要ですね。
ファミコンやMSXでは、マグナム危機一髪 エンパイアシティ – 1931のタイトルで移植。
それ以外での移植は少なく、本作を知っている人は少なそうですね。
現在はアケアカでも復刻しています。
恋のホットロック
1986年
コナミ
コナミにしてはマイナーな、トップビューのアクションシューティングゲーム。
ライブ中にさらわれた仲間を救うという、今で言う異世界転生もの。
レバーと1つとボタンは2つで、ギターと音楽の2種類の攻撃があります。
80年代は洋楽ブームだったこともあり、洋楽のBGMが多数使用されたことは、ファンから評判が良かったそうです。
使用されているBGMは、ジョン・レノン、マドンナ、スコーピオンズなどなど。
音楽の評判はそれなりに良かったそうですが・・・・、
しかし、アクションゲームとしては微妙。
出荷台数もイマイチで、一般的にはマイナー作品ですが、
ゲーメストの読者コーナーではネタにされていたので、一部では結構盛り上がっていたようです。
ちなみに、実際にクリアした人の話によると、エンディングもB級映画みたいとのことw
強行突破
1986年
データイースト
データイーストの、かなりマイナーなアクションシューティング。
海外タイトルは、BREAK THRU
タイトル通り車で敵陣を強行突破する内容で、敵兵や装甲車などを攻撃を避けながら進んでいきます。
レバー右でスピードアップ、ボタンでショットとジャンプという設定。
ジャンプは岩で道がふさがれていたり、敵の攻撃を避けたりなどに使用。
橋をジャンプで渡ったりなど、B級映画を彷彿とさせます。
難易度も高く、地形や敵の配置、攻撃などを知っていないと進むのは厳しそうですね。
本作も、これまで見たことも聞いたこともありませんでした。
こちらも知っている人は少なそうですね。
デコらしい硬派な内容ですが、家庭用に移植されていないところを見ると
当時の人気はイマイチだったのかも。
長らく移植はされませんでしたが、デコゲーが34タイトルも収録されている
データイースト クラシックコレクション
に収録されています。