【ファミコンソフト】当時はガッカリだった移植ゲーム

当時の人気アーケードゲームは、後に家庭用に移植されるのが一般的でした。

ゲーセンで遊んでいたゲームが、家庭用ゲーム機に移殖が決まると、

お金を入れずに家で何度でも遊べる!

っと喜んだ人も多かったことでしょう。

しかし、当時のアーケードゲームと言えば、ゲーム業界の最先を行っていた為、家庭用に移植するにはかなりハードルが高く、どうしても劣化移植となってしまいます。

特に、ファミコン、スーファミ辺りまでは、アーケードゲームが圧倒的な性能だった為、メーカー側も移植は大変だったことでしょう。

大人となった今なら、コンシューマー機への移植は大変という事もよく分かりますが、子供の頃はアーケード版との違いにブーブー文句を言っていました^^;

個人的に80年代は、ほとんどがファミコンから入ったので、アーケードゲームとの違いなども分かりませんでしたが、

私よりちょっと上の世代で、80年代にゲームセンターに通っていた人にとって、ファミコンの移植にはガッカリした・・・・、という意見もよく聞きます。

ファミコン版も、当時は試行錯誤しながらなんとか上手くアレンジして面白く仕上げようとしていたのでしょうが、やはりアーケード版をプレイしてきた人にとってはガッカリした作品も多かったようですね。

今回はその中でも特によく聞く、ファミコンソフトがっかり移植ゲームについて紹介していきます。

興味のある方は、是非見ていってください。

ファミコンソフト がっかり移植ゲーム特集

 

パックランド

1985/11/21

ナムコ  4500円

3つのボタンで操作する、ナムコの人気キャラ「パックマン」の横スクロールアクションゲーム。

ファミコン移植作品の中でも、特によく聞くガッカリ移植ゲーム。

十字キーではなく、ABボタンで前後の移動、十字キーでジャンプと言う操作性が難易度を上げています。

操作性に関してはアーケード版を上手く再現していますが、やはり多くの方がガッカリしたのは、そのグラフィックでしょう。

アーケード版と比べてしまうとキャラも小さく、どうしてもショボく見えてしまいますが、個人的にはゲーム自体は面白かった思い出があります。

しかし、やはりアーケード版を遊んできた人にとっては、ファミコン版の移植作品はかなりガッカリしたそうですね。

ガッカリ移植として、必ず名前が上がって来るゲームでもあります。

1942

1985/12/11

カプコン  4900円

アーケードで、カプコンが最初にヒットした名作シューティングゲーム。

ゲーセンでも長期間設置された人気ゲームと言う事もあり、ファミコン版に期待した人も多かったでしょう。

そして、カプコンのファミコンソフト第一弾が本作。

基本システムは同じですが、アーケードとのスペックの差から色々劣化してしまい、ガッカリしたという意見をよく聞きます。

そして、移植は、あの悪名高きマイクロニクス。

ファミコン版も、当時としては決して悪くはないのですが、単調なステージに眠くなる音楽と、飽きやすいのが難点でした。

エグゼドエグゼス

1985/12/21

徳間書店  5200円

こちらもゲーセンでそれなりに人気だった、カプコンの縦シューティングゲームの移植。

単調な音楽に、チラつきの多い画面など、ファミコン版は劣化移植としても有名。

本作の移植も、あのマイクロニクスが担当。

マイクロニクスに移植を頼んだ時点で、がっかり移植は目に見えていましたね。

ファミコンの性能としては仕方がないのでしょうが、この劣化移植にはガッカリした人も多いはず。

ファミコン版の低評価のせいで、エグゼドエグゼス自体がクソゲーみたいな印象になってしまいました。

サーカスチャーリー

1986/3/4

ソフトプロ  4900円

元は、コナミのオムニバス系アクションゲーム。

アーケード版はスタート時に好きな演目を選べますが、ファミコン版は選ぶことはできず順番も決まっています。

演目数も減り、単調で飽きやすいのが欠点でした。

B-ウィング

1986/6/3

データイースト  4900円

翼の交換が楽しい縦シューティングゲーム。

まず大前提として、ファミコン版のB-ウィングも当時は大人気で、私もよく遊んでいました。

しかし、アーケード版から遊んできた人にとっては、やはりファミコン移植版にはガッカリした・・・・

という話をよく聞きます。

全体的な雰囲気も変わり、まさにコレジャナイと言った感じだったそうです。

ファミコン版も、あれはあれで面白いのですが、アーケード世代にとっては不満の残る移植だったようです。

ファミコンから入った人と、アーケード版から入った人とでは、評価がだいぶ変わる作品でした。

1986/11/26

ケイ・アミューズメントリース  5500円

SNKが開発したアクションシューティングゲームのファミコン移植版。

アーケード版は、回転できるレバーのループレバーで話題でしたが、さすがにファミコンではそんな複雑な操作は無理だったので、戦場の狼的な通常操作となっています。

また、操作性が悪い、処理落ちが酷いなど、本作の評価はかなり悪いです。

移植会社が、劣化移植で悪名高いマイクロニクスというのが一番の問題でしょうね。

アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃

1987/4/17

テクモ  4980円

パッケージのイラストやサブタイトルからも分かる通り、かなり子供っぽくアレンジされて移植されたファミコン版。

移植と言うよりは、ほぼ別ゲームとなってますね。

アーケード版はシンプルなアクションゲームでしたが、ファミコン版はやり込み要素が豊富なアクションRPG的な内容になっています。

横スクロールだけでなくトップビューステージもあり、個人的にはファミコン版も好きでした。

しかし、アーケード版を遊んできた人にとっては、ほぼ別ゲームでガッカリした人も多かったようです。

アテナ

1987/6/5

SNK  5500円

美少女キャラが戦う、人気アクションゲームのファミコン移植版。

アーケード版はそれなりに人気でしたが、やはりファミコン版は劣化移植として有名。

そして、本作も御多分に漏れず、移植はマイクロニクス。

キャラクターの動きは遅くモッサリしており、操作もグラフィックも音楽も全てが劣化。

パッケージに釣られて購入した子も、これにはガッカリしたことでしょう。

メタルギア

1987/12/22

コナミ  5300円

後に人気シリーズとなる、小島監督のアクションゲーム。

元はMSX2の作品で、後にファミコンにも移植。

MSX版は、

ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲーム

としてギネス世界記録にも認定されていますが、

残念ながら、そのファミコン版の移植の評価がかなり悪く、ステルス性を楽しむゲームからは程遠い内容となっています。

当時から人気は低く、メタルギアがファミコンで出ていたと知っている人も少ないようです。

源平討魔伝

1988/10/21

ナムコ  4900円

ファミコンガッカリ移植と聞いて、真っ先に本作を思い浮かべる人は多いでしょう。

アーケード版は大人気のアクションゲームでしたが、ファミコン版はなぜかボードゲーム風のゲームとなっています。

付属のマップを見ながら、友達同士で大勢でワイワイ遊ぶのが楽しいですが、アーケード版とはほぼ別ゲーム。

タイトルが同じだけに、アーケード版だと思って購入した人は、きっと愕然としたことでしょう。

これはこれで面白い作品なのですが、アーケード版とはまるで違う内容で、ガッカリした人は多いはず。