ファミコン後期の1992年に発売されたゲームの中で個人的にお薦めゲーム、名作ゲームについて紹介しております。
後期ファミコンソフトは中古市場も高額の物が多いので、今となっては入手は困難ですが、興味のある方は是非試してみてください。
こういう中古価格が高騰しているゲームこそ、現行機などで復刻してもらいたいですね~。
ファミコンソフト後期名作ゲーム特集(1992年)
がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~
1992/1/3
コナミ
コナミの看板キャラ、ゴエモンとエビス丸が活躍するテキストタイプのRPG第二弾。
見た目は前作と似ていますが、戦闘シーンの演出などが変更。
今回は世界ドロボウ大会に向けて、ゴエモンとエビス丸がユーモアたっぷりに各地を巡ります。
FC後期のカセットだけにグラフィックも鮮やかで、シナリオのテンポも良くサクサク進めます。
ギミック
1992/1/31
サンソフト
知る人ぞ知る、ファミコン後期の名作アクションゲーム。
様々な仕掛けギミックを解き進んで行き、やり込み要素も豊富。
また、ユーザーだけでなく、他社の開発スタッフも唸るほど完成度の高い作品。
アクションやBGMも素晴らしくファンも多いのですが、ファミコン後期の作品の為、出荷本数が少なく、中古市場はかなりの高額。
今となっては中々手に入れることは難しいファミコンソフト。
メーカー名が、サンソフトかサン電子かでいつも迷います。
バッキーオヘア
1992/1/31
コナミ
アメコミキャラが活躍するコナミのアクションゲーム。
助けた仲間を使用でき、攻撃やジャンプの他にも、それぞれ様々な特殊能力があります。
状況に合わせて使い分けるのが攻略の鍵。
全体的にコナミワイワイワールドに少し似た設定。
国内では、アメコミキャラとしての知名度が低いのが難点でした。
伝染るんです。かわうそハワイへ行く
1993/3/6
タカラ
吉田戦車氏の人気漫画を元にしたアクションゲーム。
パッと見はクソゲー感満載ですが、これがとても良くできており、シュールな設定や意外な謎解きなど、かなり作り込まれています。
登場キャラもユニークで、画面を見ているだけでも楽しいです。
吉田氏の世界観が好きな方にはおすすめ。
ファイアーエムブレム外伝
1992/3/14
任天堂
任天堂の人気シミュレーションRPG第二弾で、今回は男女二人の主人公を使い分けて進軍していきます。
登場キャラも多く、各ユニットのクラスチェンジも豊富なので育て甲斐も十分。
最終ステージで二つの軍勢が合流して戦うという内容には、当時はテンションが上がったものです。
高難易度ゲームとしてもお馴染みのシリーズでしたが、今作はマップ上に無限に敵が湧くため、しっかりレベル上げを行ってから進むことが可能。
その為、前作と比べると難易度は低め。
SUPER桃太郎電鉄
1992/3/20
ハドソン
桃太郎電鉄シリーズ2作目で、今回からルールが大幅に変更となっています。
駅の概念や様々な効果のカード、お邪魔キャラの貧乏神も初登場。
後のシリーズの定番となる、数々の設定が出来上がったのもこの作品から。
スーパーと付いていますが、スーファミじゃないのが意外でしたね。
重力装甲メタルストーム
1992/4/24
アイレム
上下に重力を反転させながら進んで行くアクションゲーム。
ショット、ジャンプだけでなく、この重力を上手く扱えないと攻略できません。
難易度は高いですが操作性も抜群。
後期作品だけに知名度も低いですが、こちらも隠れた名作と言われている作品。
エスパードリーム2 新たなる戦い
1992/6/26
コナミ
ディスクシステムで人気だったコナミのアクションRPGの2作目で、今回はROMカセット。
戦闘は前作同様シンボルエンカウントで、今回はステージによって様々な仲間が主人公をサポートしてくれます。
基本的なゲームの流れや戦闘もシステムも前作を踏襲。
面白いのですが、やはり後期作品だけに知名度はかなり低く、前作ほど人気は無かった思い出があります。
聖鈴伝説リックル
1992/6/26
タイトー
4人のキャラクターを操作し、ステージをクリアして行くアクションゲーム。
キャラにはそれぞれ特技があり、ステージによってキャラを替えて攻略していきます。
グラフィックも良く、操作性も抜群の良作品。
ファミコン後期の良作は中古市場が高騰する傾向にありますが、御多分に洩れず本作も同様。
是非ともswitchなどの現行機で復刻してもらいたいものです。
レッドアリーマーⅡ
1992/7/17
カプコン
魔界村シリーズの強敵キャラでお馴染み、レッドアリーマーが主役のアクションRPG。
本作はゲームボーイ版の続編にあたります。
飛んだり壁にしがみついたりなど、様々なアクションを活用し、ステージを攻略していく内容。
すぐやられる、短時間しか飛べないなど、魔界村のレッドアリーマーとは別人ですか?と思えるくらい弱い本作のレッドアリーマー。
レッドアリーマーも下積み時代は苦労していた事がよく分かる作品。
サマーカーニバル92烈火
1992/7/17
ナグザット
こちらも知る人ぞ知る、ファミコン後期の名作シューティングゲーム。
圧倒的な弾幕数を誇り、メインやサブ武器の種類も多く、更に、溜めて使用できるプラズマボムなど、かなり個性的な仕様。
へたなスーファミシューティングよりもよっぽど楽しめます。
こちらも名作と呼び声の高い作品だけに、中古市場もかなり高額。
シルヴァ・サーガ
1992/7/24
セタ
タイトーの人気RPG、ミネルバトンサーガの続編。
前作と似ていますが、戦闘システムはドラクエタイプのテキスト型に変更。
今回は傭兵システムが更に進化し、3種類のパーティをターンごとに替えることが可能で、戦術性が高まっています。
ミネルバトンサーガシリーズが好きな方は、きっと楽しめるでしょう。
高橋名人の冒険島Ⅲ
1992/7/31
ハドソン
ハドソンの人気アクション「高橋名人の冒険島」シリーズ三作目で、今回から「しゃがむ」のアクションが追加。
また、武器や乗り物も増えており、前作とはまた違った面白さが味わえます。
このシリーズは安定した面白さがありますね。
初代は100万本を超える大ヒットでしたが、この頃は既に高橋名人の人気も以前ほどは高くはなく、また既にスーファミも発売されていることもあり、残念ながらそこまで売れなかったようです。
ムーンクリスタル
1992/8/28
ヘクト
ムーンクリスタルという不思議な石を巡って戦う横アクションゲーム。
マイナーメーカーのマイナーな作品ですが、意外と良くできています。
主人公のアクションにはちょっとクセがありますが、非常に滑らかに動きます。
分かりやすく言うと、プリンスオブペルシャにも近い感じ。
物語のビジュアルシーンも綺麗で、ストーリー、アクション、BGMもよく、ファミコン後期アクションゲームの中でも良作の部類に入ります。
しかし、出荷本数もかなり少なく、市場でも中々お目にかかることはできない希少な作品。
こういうゲームこそ復刻してもらいたいですね。
スーパーマリオUSA
1992/9/14
任天堂
ディスクシステムで発売された「夢工場ドキドキパニック」のキャラをマリオキャラに変えた作品。
物を引っこ抜いて相手に投げつけるというのは、マリオシリーズの中でもかなり異色ですね。
さすがにマリオの冠が付く作品の為、内容も良く今でも十分遊べる名作。
こちらはニンテンドースイッチオンラインで無料で遊べるので、switchユーザーはすぐに遊べます。
ロックマン5 ブルースの罠!?
1992/12/4
カプコン
ロックマンシリーズ第5弾で、今回からサポートメカが新たに追加されるなど、色々変更されています。
重力反転やマリンバイクなど個性的な面も多く、これまでのシリーズとはまた違った面白さがあります。
ロックマンシリーズの中では比較的難易度は低めと言われていますが、それでもアクションが苦手な私には難しかったです^^;
ワギャンランド3
1992/12/8
ナムコ
ナムコの人気横アクションゲーム第3弾で、今回の舞台は宇宙。
宇宙らしくジャンプ力、重力反転などを利用したステージがあります。
ファミコン後期のアクションゲームは、天地反転系のギミックが多いですね。
こちらも今遊んでも十分楽しめる、良アクションゲーム。
ジャストブリード
1992/12/15
エニックス
漢字表記、スーファミ並みのグラフィックなど、ファミコンでもここまでできると証明したエニックスの隠れた名作シミュレーションRPG。
シナリオには、当時のサブカルチャー系人気ライターカーツ佐藤氏。
開発はなんと、あのドラクエでお馴染みの中村光一氏と並び称された鬼才、森田和郎氏のランダムハウス。
音楽は、後にサクラ大戦の楽曲を手掛けることとなる田中公平氏。
そして、キャラクターデザインにはサザンアイズでお馴染みの漫画家、高田祐三氏と、当時の人気クリエイターが集結した、ドラクエにも勝るとも劣らない布陣。
正統派の王道シナリオでゲーム性も抜群、細部にまで制作者のこだわりを感じ、たっぷり時間をかけて作られたことが伝わってきます。
しかし、さすがにファミコンで発売するには時期が遅すぎました。
この頃スーファミでは、FF4、ゼルダの伝説 神々のトライフォース、ドラクエⅤなどが既に発売されており、スーファミ大フィーバーとも言える時期。
いくらエニックスとはいえ、この時期に定価9700円のファミコンソフトを買おうと思う子は限りなく少なかったことでしょう。
また、それほど広告費をあまりかけていなかったのか、知名度も低く、私もこのゲームの存在を知ったのはだいぶ後になってからです。
せめてあと1年早く発売していたら、今頃はドラクエと並ぶエニックスの看板タイトルになっていたかもしれませんね。
こちらは後期作品の割に、中古市場価格はそれほど高くはありませんので、興味のある方は、是非試してみてください。
あと数年早く発売していたら後世に名を残していたかも
ファミコンも後期となると流石に成熟された感がありハズレは少なく、グラフィックも初期の頃と比べ物にならないくらい向上しています。
しかし、既にスーファミやメガドライブ、PCエンジンCD-ROM2などが発売されており、時代遅れ感はありましたね。
あと数年早く発売されていたら、名作と呼ばれていたであろう作品も数多く存在します。
この時期の家庭用ゲーム機のシェアは、既にスーファミに映っておりますが、へたなスーファミソフトよりも、後期のファミコンソフトの方がよっぽど楽しめます。
しかし、残念ながら90年代以降のファミコン後期ソフトは、出荷本数が極端に少ない為、現在での中古市場はかなり高額。
欲しくても中々見かけない、高額で買えない、というソフトが多いですね。
最近はニンテンドースイッチオンラインでも後期ソフトも続々復刻されていますが、中古価格が高額な後期作品こそ、現行機で復刻してもらいたいですね。