今回は、マークⅢ、ファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ、スーファミで発売された
北斗の拳
のゲームについて紹介していきます。
個人的にあまり良い思い出が無い、北斗の拳ゲーム。
当時は漫画やアニメが大人気だった為ゲームもそれなりに人気がありましたが、微妙な作品も多かったですね~。
むしろセガ以外は、ほぼクソゲーと言っても過言ではないでしょう。
北斗の拳ゲームが好きな方、興味のある方は、是非見ていってください。
北斗の拳ゲーム特集
SEGAマークⅢ版 北斗の拳
1986/7/20 セガ
マークⅢ 5000円
記念すべき北斗の拳ゲーム第一弾は、セガから。
マークⅢ初期の作品で、本体の販売にも大きく貢献したことでしょう。
当時としてはグラフィックも良くて遊びやすく、アニメのようなアクションや奥義に喜んだ子も多かったはず。
クソゲーのイメージが強い北斗の拳ゲームですが、本作は文句なしに面白かったですね。
数ある北斗の拳ゲームの中でも、唯一まともな作品。
最も評価の高いゲームが、一番最初の作品と言うのも皮肉なもんですよね。
ファミコン版 北斗の拳
1986/8/10 東映動画
ファミコン 4900円
悪名高きショウエイシステムが開発し東映動画から発売された、ファミコン版の北斗の拳。
赤い敵を倒して「あべし」を取ると、ケンシロウがパワーアップするなど、当時としては中々面白い設定。
アニメが大人気だったこともあり当時はかなり売れたようで、その売上本数はなんと150万本!
しかし、売れたゲーム全てが、決して良作品とは言えません。
ファミコン初期のようなグラフィックに、同じような敵ばかり。
更に、操作性も悪く、北斗の拳の冠が付いていなかったら、きっと見向きもされなかったでしょう。
北斗の拳のクソゲー伝説は、既にここから始まっていました。
北斗の拳2 世紀末救世主伝説
1987/4/17 東映動画
ファミコン 5300円
前作で不評だった点を少しは改善し、オーソドックスになった北斗の拳ゲーム2作目。
「あべし」を取るとケンシロウがパワーアップするのは前作同様。
しかし、相変わらず操作性には難があり、こちらの攻撃も手や足先にしか当たり判定がないのも辛いとこ。
後半の難易度もかなり高く、演出も微妙。
ここのメーカーは、もう少し滑らかに動くゲームが出来ないのか!と子供ながらに怒りを覚えたもんです。
クソゲーとはいかないまでも、こちらも良作品とは言いにくいですね。
北斗の拳 新世紀救世主伝説
1989/7/1 セガ
メガドライブ 6000円
漫画版「修羅の国」、アニメ版「北斗の拳2」を題材としたアクションゲーム。
さすが当時最新のメガドライブだけあって、グラフィックは凄いですよね。
大きく迫力のあるグラフィックに「メガドライブすげー!」っと驚いた子も多かったでしょう。
しかし、ゲーム内容に関しては、前作よりも微妙な評価。
マップ移動も面倒で、時には何度も往復する羽目に。
マークⅢのシステムを踏襲していますが、マークⅢ版ほどの人気は出ませんでした。
北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝
1989/10/19 東映動画
ファミコン 6200円
ファミコン版の北斗の拳3作目はRPG。
当時はドラクエやFFなどRPGが大ブームで、各社から様々なRPGが発売され始めた頃。
本作もその時代に発売。
原作通り、リンやバット共に旅をしていく内容ですが、原作ファンからすると色々ツッコみたいところ多数。
良くも悪くも昔のRPGと言った印象。
バランスも悪く、ここの開発は逆に何のジャンルならまともに作れるのか!っと怒りを覚えます。
北斗の拳 凄絶十番勝負
1989/12/22 東映動画
ゲームボーイ 3500円
あまり知られていないゲームボーイ版の北斗の拳ゲームで、内容は対戦格闘アクション。
使用できるキャラは多いですが中身は大差なく、ゲージを貯めて変な飛び技を出すのみ。
ゲームボーイなので仕方ないですが、キャラの見た目もあんま変わらないです。
ゲームバランスも悪く、今となってはわざわざやる必要もありませんが、当時の携帯用としては頑張っている方ではないでしょうか。
北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ
1991/3/29 東映動画
ファミコン 6500円
北斗の拳RPG第二弾は、原作が終了したあとの世界が舞台。
主人公もゲームオリジナル。
ラオウやファルコの子供たちと、裏南斗の集団と戦っていきます。
脚本は、アニメ版の北斗の拳の脚本も書いた戸田博史氏なので、ストーリーは中々面白いです。
しかし、問題はシステムやバランスの方で、中身は相変わらずのクソRPG。
一昔前のRPGと言った印象で、この時期にこんな苦行のようなRPGをやっていた人はほとんどいなかったでしょうね。
前作の不評から何も学ばなかったのか!とツッコみたくなる駄作。
しかし、Amazonのレビューなどを見ると意外と評価は悪くはなく、今の時代にやると逆に新鮮なのかも。
北斗の拳5 天魔流星伝哀☆絶章
1992/7/10 東映動画
スーファミ 8900円
スーファミ初の北斗の拳は、完全オリジナルストーリーのRPG。
さらわれた恋人を救うために旅をする内容で、原作キャラも旅の途中で加わり共に戦ってくれます。
戦闘シーンはスーファミらしい大型キャラで戦うなど、グラフィックは頑張っています。
また、脚本は前作同様、戸田博史氏。
しかし、相変わらずゲームバランスやシステムが悪く、ストーリーもツッコミどころ満載。
原作とはあまりにも違う世界観で、原作ファンからの評価も非常に低い作品。
北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道
1992/11/20 東映動画
スーファミ 8900円
スーファミの北斗の拳ゲーム第二弾は、当時大流行だった対戦格闘ゲーム風。
北斗の拳と格闘ゲームと聞くと相性抜群のような気もしますが、それを見事クソゲーに仕上げてくるのはさすがです。
独自要素を入れようとしたのでしょうが、個性的過ぎてまるで面白味がありませんし、登場キャラも微妙。
これなら無難にストⅡの二番煎じ的な格ゲーにしていたほうが、まだよかったですね。
スーファミに移行してから、クソゲーのレベルも上がりファミコンの頃が、まだマシに見えます。
個人的には北斗の拳ゲームの中でも、最もクソゲーだと思っています。
北斗の拳7 聖拳列伝 伝承者への道
1993/12/24 東映動画
スーファミ 9700円
スーファミ版の北斗の拳、対戦格闘ゲーム第二弾。
前作より多少は良くなりましたが、それでも動きはカクカクで一般的な格ゲーとは雲泥の差。
そして、本作で最も不評なのが、技が全く出ない事。
コマンド自体はそれほど難しくないのに、ストⅡのような操作感覚では全く技が出ません。
恐らく開発者は、ストⅡなど他社の格ゲーをやったことがないのでしょう。
東映動画・ショウエイシステムの北斗の拳ゲームは、ファミコンの頃はまだ遊べないことも無かったですが、
スーファミの北斗の拳は、不純物無しのクソゲー率100%と言っても過言ではありません。