セガ名作アクションゲーム「北斗の拳」シリーズ

今回は、セガの名作アクションゲーム

北斗の拳

について紹介していきます。

北斗の拳とは週刊少年ジャンプで連載し、後にアニメ化もされた大ヒット漫画。

当時はチビッ子の間でもアニメが大ブームで、私も毎週欠かさず観ていたものです。

そんな人気アニメのゲームという事もあり、当時は話題でした。

しかし、北斗の拳のゲームと聞くとクソゲーを思い浮かべる方も多いはず。

北斗の拳のゲームにクソゲーのイメージを植え付けたのは、間違いなくファミコン版の東映動画の方でしょう。

アニメの大ブームもあり、ファミコンソフトとしてはそれなりに売れたようですが、決して良作とは言えない出来。

後にスーファミ版などでも続編が発売されますが、いずれもクソゲー評価が多いです。

ファミコン、スーファミを持っていた方にとって、北斗の拳のゲームと聞くと、クソゲーを思い浮かべる方は多いでしょう。

しかし、セガマークⅢで発売された北斗の拳のゲームは非常に評価が高く、特にマークⅢ版はユーザーからも大人気だったそうです。

北斗の拳

1986/7/20

セガマークⅢ 5000円

1986年に発売された北斗の拳のアクションゲーム。

当時は北斗の拳のアニメも大人気だったので、本作に喰いついたチビッ子も多かったでしょう。

当時は、テレビCMもバンバン流れていたことをよく覚えています。

ファミコンしか持っていなかった私にとっては、このマークⅢ版は羨ましかったですね~。

音楽はゲーム用に作られたものなので、アニメの音楽が使用されなかったのは残念ですが、

原作同様、雑魚敵をなぎ倒しライバルたちと戦う姿は、原作ファンもきっと満足のいく内容だったはず。

北斗百裂拳など、必殺技の演出には多くのユーザーが魅了されました。

数あるマークⅢの中でも非常に評価の高い作品で、本作がやりたいがためにマークⅢを買った子も多く、

当時、マークⅢ本体の売り上げにも大きく貢献したと言われています。

北斗の拳のゲームはマークⅢ版から始まったと思っていましたが、

調べてみたら、同年5月にPC版の北斗の拳が発売されたようですが、こちらはアドベンチャーゲームだったようですね。

ちなみに、PC版を開発したのは、あのエニックス。

北斗の拳のゲームと言えばファミコン版を思い浮かべる方も多いでしょうが、ファミコン版の発売は1986/8/10なので、発売日はマークⅢの方が先。

当時はマークⅢを持っていなかったので、マークⅢ版北斗の拳のCMを見てスゲー!欲しいー!と思ったものです。

ファミコン版の北斗の拳と全然違いましたからね~。

ファミコン版の北斗の拳も、アニメ人気の影響もあってかなんと150万本も売れたそうです。

周囲の友人でも持っている子が多く、よく遊ばせてもらいました。

しかし、今思うとファミコン版は、決して良作とは言えませんよね^^;

フォロワーさんの話によると、当時ゲーム誌の対決企画では、

マークⅢ版はゲームの出来は良いが一本道、

ファミコン版はマークⅢ版程アクションは良くないが、迷路になっているのでマークⅢ版より奥が深い

なので引き分け・・・とかされていたそうです。

個人的にはファミコン版は、その迷路が全然要らないと思っていました。

メーカーに忖度したのか分かりませんが、比べるまでも無くマークⅢ版の圧勝だと思いますけどね。

北斗の拳 新世紀末救世主伝説

1989/7/1

メガドライブ  6000円

メガドライブ初期に発売された北斗の拳の続編。

漫画版の修羅の国、アニメ版でいうところの北斗の拳2が舞台。

今作はアクションステージの他にもマップの移動が追加されています。

また、探索要素も加わり難易度も上がっています。

さすがメガドライブだけありドットも細かく描かれ、グラフィックも大幅に進化。

これにはマークⅢファンも大満足か・・・・と思いきや、これが当時からまあり評判は良くなかったそうです。

私はメガドライブを持っていなかったので、当時の評判は知りませんでしたが、

フォロワーさんのコメントなどでも、本作に関しては微妙な評価が多いです。

説明や会話なども少なく、原作を知らない人にとっては何が何だかサッパリ。

原作を知っていたとしても、こんなやついたっけ?という敵も多く、いずれにしてもストーリーは分かりづらいという意見が多いです。

また、ゲーム内容も微妙で操作性やテンポも悪く、迷路とマップ移動なども不評でした。

聞くところによると、どうやらファミコン版が150万本も売れたことで、セガもマップ探索要素を追加したそうですが。。。

まさか、そのマップ探索要素が不評だったとは、当時の開発陣も思わなかったのでしょう^^;

ネット上の評価などでも、クソゲー扱いされることもしばしば。

それでもスーファミで発売された東映動画の北斗の拳と比べると、それなりに遊べる方なのでまだマシだとは思っています。

この後、セガサターンでも北斗の拳の格ゲーが発売されましたが、こちらはバンプレストの作品なので今回は入れませんでした。

SEGA AGES 2500シリーズVol.11 北斗の拳

2004/3/25

PS2

プレステ2のSEGA AGES 2500シリーズで発売された北斗の拳のアクションゲーム。

マークⅢ版をポリゴン化しアレンジされたリメイク作品という事ですが、中身はほぼ別ゲームといってもよいでしょう。

道中は雑魚戦と戦うオーソドックスな横スクロールアクションゲーム。

攻撃したりダメージを受けると貯まる奥義メーターで、必殺技的な奥義の使用が可能。

ボス戦は格ゲーのように1対1で戦います。

この辺りもマークⅢを踏襲していますね。

ストーリーモードでは、ケンシロウの他にもレイ、トキも使用可能。

バトルモードでは、他にも、シン、ジャギ、ユダ、サウザー、ラオウも使用出来ます。

格ゲーっぽい要素もありますね。

知名度はあまり高くは無いかもしれませんが、実は非常に評価の高い作品。

私も当時は全く知らなかったのですが、以前フォロワーさんに教えてもらい中古を購入しました。

また、本作には、オリジナルのマークⅢ版の北斗の拳も収録されています。

むしろ、当時はマークⅢ版を目当てで買う人も多かったとか。

新旧の違いを比べてみるのも面白そうですね。

但し、マークⅢ版が好きだった方には思いで補正も含めて今でも楽しめるでしょうが、全く遊んだことが無い人には微妙かもしれませんのでご注意ください。

あと、ゲームではありませんが、北斗の拳のタイピングソフト「激打」も当時はよくやったものです。

これが意外と面白かったんですよね~。

何十年か後にパチスロで大成功し、規制は厳しくなっている中でも北斗シリーズは人気機種

そして、そのパチスロメーカーが当時Sammyで、現在はセガサミー、

世の中どうなるか分かりませんね。